毎日のように動画をアップロードしている気がしたのですが、完全に気のせいでした。
三日間クオリティの一部手書きMADという、自分で言ってても地雷の塊みたいな何かをアップロードしました。
派生物もろもろ
意図など
わりと見たままなのですが、一応どういうつもりでどこに何の画像を入れたかについて。
- あなたの前に何が見える~夢を見るにはまだ早いわ:ワールウィンドの十年
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- 最初の森画像は、森の廃鉱で狒狒王の隣に立って上を見上げたものです。ワールウィンドさんといえば廃鉱だと思ったので、きっと彼がなんどもこの景色を見ているだろうと思ってワールウィンドパートの最初を飾りました。彼にとってタルシスの実りに満ちた美しい景色が「色とりどりの魅力溢れる世界」だったらいいな、という願いもこめて。
- ペンダントを眺める視線で手をそっと開いてほしかったのですが、ペンダントの形状が不明であることや、ゲーム中にそんな場面がなかったため手書きに。ペンダントの形状を捏造してしまったため分かりにくいかと戦々恐々。ペンダントの中に飾られている絵が帝国でのローゲルとしての暮らし、信念、任務などを彷彿とさせるものだろうという推測に基づいています。
- 点滅している光、は銀嵐の霊峰で、障壁を突破した際に嵐になったのではないかという推測に基づいて配置。(気球がタルシスに降ってきた日も嵐だったとのことなので)
- 「あなただけは消えなかった」は、実際には死んでイクサビトと共に弔われている陛下の、帝国を救うという計画や、信念、願い、理想などが消えていない…とかそういうイメージです。
- 「こうして閉じれば見えてくる」「大事なものは目蓋の裏から」の謎の場所は、ゲーム中には登場しませんが、本来帝国の人々がもっと北に住んでいる様子であることから、精一杯捏造してみた探索隊が出発する場面です。彼らの名誉と信念を大事に抱えているだろうから、という考えです。
- それ以後はひたすらワールウィンドさん。タルシスでの長い冒険者稼業の中で心が眠りそうになっても、夢を見そうになっても、静かに心の中で任務のことを覚え続けて努め続けているんだよねーという感じ。
- 最初の間奏(短い):その頃第四大地では…
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ここまでは第一大地のこと、ついで第四大地のことをー……という切り替えです
- 結局すべては信じること~夢の続きはその目で見れば良い:バルドゥールの十年
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- 旅立った調査の気球艇が帰ってくると殿下は信じていましたし、陛下ら騎士の旅立ちが殿下にとって長く苦しい十年の始まりを刻んだと思うので。
- さっきのワールウィンドパートでも出て来ていましたが、探索隊が出発したあとの無人になった出入り口です。「離れ」て自分が孤独に耐えることで父の計画の実現が「近くなった」、寂しく思ってはいけないのだ、と信じようとする子供の精一杯の強がりのつもりです。
- 「絆も今ははっきり見える」は分かりにくいかもしれませんが、皇帝と殿下が別れを惜しんでいるような場面のつもりです。見守っているのはローゲルのつもり。まだ幼い跡取りを陰謀渦巻く宮殿に置いていく陛下の苦しみも、置いていかれる殿下の悲しさも、どちらも見えるから、知っているから、だからこそストーリー中で殿下を止めるために立ち上がれたのではないかという考えです。
- 「私だけが知っている場所がある」「大事なものは目蓋の裏から」は、思い出の中でも無人になってしまった門も、現実には無人だけれどかつて父を見送ったことを覚えている門も、ともに殿下の思い出の中だけにあって、等しく寂しさと決意を呼び起こす大事なものです、という。
- 「夢じゃない」で机に積んである本は、皇帝が旅立つ前に殿下に引き継いだであろう資料をもとに、実現できない夢ではなく現実的な計画にしていく過程をあらわしているつもりです。背表紙は下から順に
- 世界樹計画
- 帝国史
- 木偶ノ文庫
- 亜人の起源
とそれぞれ書いています
- 「今すぐに見つかる大事な場所」はそのまま、世界樹自体を見つけるというか、世界樹の起動に至る道筋を今すぐ見つけるのだ、というような。
- 二度目の「私はここよ」は、殿下パートですという。いつか帰ってくる探索隊を待って、悪意と敵意を跳ね除けてきた、沈黙したら死んでしまう、そんな殿下の十年です。
- 「夢の続きはその目で見れば良い」はそのまま、父から引き継いだ夢、計画の実現を自分が見届けるのだ、という意志です
- 第二の間奏(長い):進行する事態
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- ウーファンさん、ホロウクイーン、そして巫女が助けられて、また攫われて。
- ローゲルが帰還し、冒険者と戦い、敗れて。
- 迷子の私は~どうしてこんなに焦っているの:殿下の名ブチギレシーン
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- 十年、誰もを導かなければならない重責を負った殿下は、陛下の計画を完全な形では引き継げなくて、正しい出口を捜す迷子でしかなくて、心も身体も途方もなく傷つけ、自ら痛めつけるような生活だったのではないか。
- とっくに塞がっていた古傷(孤独感、重責の圧力)をローゲルの呼びかけが最悪の形で開いてしまってキレてしまったのかなあ、と思いました。
- 私はここよ~逝ってはだめよ:呪皇戦
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- 「厚い雲がすぐそこまで」というのは…楽園への導き手が厚い雲=凶兆、みたいなイメージです
- 他は大体見ての通り、戦闘中の見栄えのする画面を並べてみただけです。
- 翠翼の呪皇なので一羽の鳥と言えなくも無いかもしれないという期待。落っこちますし。
- 楽園なんてどこにもないわ:楽園への導き手の復活と転生
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- 落ちた殿下が楽園への導き手が倒されるのを知って、やはりだめだったかーと諦めるようなあたりだろうかと思っています。
- あるいは巫女と冒険者が彼にそう諭すのかも。
- 最後は目蓋を閉じるとき~最後:殿下と巫女のすれ違う知覚
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- 巫女が目覚める頃、まだ巫女が呪いを解いていないと思うので蔦まみれで瀕死であろう殿下が、結局自分では父の願いを正しく遂行できず、あちこちに痛みと犠牲を強いておきながら世界樹の起動さえ儘ならず、各方面(帝国の民、とめようとしてくれたローゲル、巻き込んだ巫女、イクサビト、ウロビト、辺境伯はじめタルシスの人々)に申し訳なく思ったのではなかろうか、と思いました。
- 「幸せに堕ちてゆく」は、意識が遠のく中で、必死でバルドゥール!って呼ぶ巫女の声や、呪いを解かれてばらばらと剥がれていく蔦を知覚しながら「今更なんて都合のいい夢を見てるんだ」と思っているのではないか、今更現実を投げ出して都合の良い幻に逃げ込んでしまうのか、というようなことを考えているのではないか……という考えで。
妄言と思い込みばかりですが、誰かの共感を呼べたらいいなあって思います。
作業過程
これは完全に自分のために記録しておくような感じです。
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- 絵コンテエディタ(■)でアイディアを整理
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- 歌詞の区切りやどういう画像を置くか大雑把なアイディアを形にしておく
- 作業が進むにつれて変わるつど書き換えたり、完成画像ができたものは挿入して目印にするなど
- 羅針盤のような感じ。
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- Movie Maker(2012/08/07版)でタイミングを調べる
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- 音楽に合わせて歌詞の字幕を入れる。この作業を丁寧にやっておくと後が楽。
- 秒数・フレーム数もきっちり調べることになるので、この情報をコンテに追加しておく
- クラッシュしたりで字幕が飛んだときのため
- 字幕だけのまっさらな状態で一度出力しておくとなお安心
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- ゲーム内で撮れる素材を集める
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- 以前の動画(ローゲルロイツマや呪皇モーション)のために撮った動画から必要なフレームを出力したり
- 追加で必要な素材を撮影しに各地をうろうろしたり
- どうでもいい情報ですが、ロケ地は
- 第一大地:森の廃鉱
- 第二大地:深霧ノ幽谷(ウーファンさん、ホロウクイーン)
- 第三大地:ワールウィンドさんの気球
- 第四大地:南の聖堂・木偶ノ文庫(殿下、ローゲルさん、巫女)、煌天破ノ都(殿下)、世界樹、巨人、巫女
- 現実:2006年ごろのミュンヘン(※手書きパートでたびたび登場していた謎の建物です)
…あたりです。
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- 集めた素材を加工しながらチマチマとムビメカさんに突っ込んでいく
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- 具体的にはPixiaで適切なサイズに切り取り、縮小して外の縁を足す、という感じ
- 殿下が叫ぶ場面の文字入れもこの段階
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- 手書きの必要性の再検討
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- 足りない素材を手書きするに当たって、本当に足りないのか、代用できないかを検討し、何枚何を書けば良いか整理する
- ついでにちょっと冷静に「本当に描けるのか」を考える。(だいたいここに半日使った)
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- 必要な絵をリストアップしたので描く
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- それなりに工夫するけど下手なので線を減らす、彩色しないなどの自爆回避に徹してなるべく無難になるよう頑張る。(だいたい一日かかった)
- また、ゲームから撮った素材と同じサイズになるようにPixiaで処理。
- そしてムビメカへ
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- ムビメカさんで並んでる画像の切り替えエフェクトの調整
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- 突っ込んだ時点である程度、黒でフェードアウト/インするとか、ゆっくり切り替わるとか、そういうことは考えているものの、やはり通してなんども眺めながら微調整するしかない。
- 個人的に地獄だったなーと思うのが、animation effectで切り替えをしたものはeffectのdurationの分だけ先にあるアイテムのdurationが実質短くなったり、字幕類がずれたりしてしまうこと。
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- エンコ
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- …といっても、新しくなったムビメカさんは最初っからMP4で出力してくれるので、せいぜいニコ仕様の保存設定を準備しておく、というくらいで。とても楽だった。
- どれくらいの動きに耐えられるか確認するため、毎日少なくとも1回は出力テストと称してmp4ファイルで保存していたし。
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- アップロード
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- ニコ動を想定していたものの、やはり一般会員では綺麗に上げることが難しいと一回出力してみて分かったので、コメを楽しみたい人向けのニコ動と、高画質でじっくり見たいという人向けの別の場所を用意しようと考えた。
- 高画質版は、最初はyoutubeに上げようと思っていたけどどうも音楽の関係でブロックされると悟り、削除覚悟でvimeoにした。それにしてもアップロードにかかる時間も処理に掛かる時間も長くて、こうやって書いて待っている今も未だ終わらない有様。
- アップロードが完了したらどれくらい汚くなっているか確認して一喜一憂する。打つ手があればなんとかするが、だいたいどうにもならないのでここで作業終了。
追記:サイズとかの仕様を書き残しておきます。
- 最終的に16:9な1280*720にしました。
- 周囲の余白(黒)は下が125、他三辺が25pxです
- なので上の表示部分は1230*570、倍で作業するところでは2460*1140くらいでやってました。
反省点
- わりと分かりきってることなので言うまでも無いかもしれないけど絵がへたなので手書きはもっと減らすべき……だと思ったけど、かといって代用できる素材はもうこれ以上ない気がしたので仕方ないかもしれない。ここはもうちょっと上手になろうという方向の反省をすべきなのかもしれない。
- 主従って冒頭で言うのにあんまり主従感がない…気がしてきている。本当は最後の辺りに主従が元気な画像が欲しかったけど、ゲーム内で存在しないし、人間をマトモに描くのはハードルが高かったので、構想から削ってしまったのが多分その感覚を強めている。
- そもそも、ゲームの画像と手書きを混ぜている時点で「手書きMADが苦手な層」と「手書きじゃないMADが嫌いな層」に直撃したらどうしようもないことはわかっているので、これは反省というか、そもそも構想の段階でゲーム内で撮れる素材に絞るとか、そういう工夫が必要だったのではないかとか、そういう……感じの……はい。
- 技術的な面はいろいろと不甲斐なさを感じましたが、概ね満足です。